もっちゃんラボ | ソマティック・エクスペリエンシング・プラクティショナー(SEP)/臨床心理士/公認心理師/保有のもっちゃんが、スクールカウンセラー歴22年/養護施設心理療法担当職員歴10年の経験を元にSEとパーツ心理学を用いる心理療法でトラウマケア | 身体に刻まれたトラウマを、安心の中で癒す

身体に刻まれたトラウマを、安心の中で癒す

もっちゃんラボ | ソマティック・エクスペリエンシング・プラクティショナー(SEP)/臨床心理士/公認心理師/保有のもっちゃんが、スクールカウンセラー歴22年/養護施設心理療法担当職員歴10年の経験を元にSEとパーツ心理学を用いる心理療法でトラウマケア | 身体に刻まれたトラウマを、安心の中で癒す

ソマティック・エクスペリエンシングで心と身体の深いところから回復へ


あなたの生きづらさは、あなたのせいではない

「もっと努力しなければ」「考え方を変えなければ」「こんな自分ではダメだ」——そう自分を責め続けてきた方はいませんか。

感受性が強い、繊細すぎる、HSPだから仕方ない、と言われたり、自分でそう思い込んで、何とか「治したい」と思って頑張ってきた方も多いと思います。でも、いくら頑張っても、いくら考え方を修正しようとしても、なぜか同じパターンに戻ってしまう。人間関係がうまくいかない。些細なことで感情が爆発する、あるいは逆に何も感じられなくなる。生きていること自体がひどく疲れる——。

そのしんどさの根っこには、もしかしたらトラウマがあるかもしれません。

機能不全家庭で育った方、親が支配的だった方、家の中がいつも不安定だった方。幼い頃から「安心」を知らずに育ってきた方の心と身体には、生き延びるために覚えた反応パターンが深く刻み込まれています。それは意志の力でどうにかなるものではなく、思考の癖を直せば消えるものでもありません。

だからこそ、私は**ソマティック・エクスペリエンシング(SE™)**というアプローチを軸に、身体の感覚から丁寧にトラウマを解放するカウンセリングを行っています。


ソマティック・エクスペリエンシングとは

ソマティック・エクスペリエンシング(Somatic Experiencing®)は、アメリカの心理学者ピーター・リヴァインが開発した、身体志向のトラウマ療法です。「ソマティック」とは「身体の」という意味で、このアプローチの核心は、トラウマは身体に宿るという理解にあります。

従来のカウンセリングや認知行動療法は、主に「思考」や「認知」に働きかけます。しかしトラウマによる生きづらさは、思考だけでは変わらない領域——自律神経系や身体感覚の層——に根ざしています。ソマティック・エクスペリエンシングでは、頭で「過去のことだ」と理解するだけでなく、身体がそれを実感として知ることを目指します。

セッションでは、過去のつらい出来事を詳しく語り直したり、感情を激しく吐き出したりする必要はありません。むしろ身体の微細な感覚——胸の重さ、のどの緊張、手足のしびれ、呼吸のリズム——にそっと意識を向けながら、安全なペースで自律神経系を整えていきます。


トラウマ記憶はなぜ「頭で分かっても治らない」のか

ここが多くの方が誤解しているポイントです。

通常の記憶は「物語」として思い出すことができます。「あのとき、こんなことがあった」と時系列で語れる記憶です。しかしトラウマの記憶は、根本的に異なる形で保存されています。それは感覚・感情・イメージ・匂い・身体反応などの断片として、脈絡なく蘇ってくるのです。

たとえば、機能不全家庭で育ち、喫煙する親が支配的で、家の中がいつも怒鳴り声と緊張で満ちていたとします。大人になった今、町中でたばこの匂いを嗅いだ瞬間、理由もなく恐怖や不快感が体を走る。心臓がどきどきして、息が浅くなって、その場から逃げ出したくなる——。

これは「気のせい」でも「弱さ」でもありません。身体が覚えてしまった手続き記憶なのです。

手続き記憶とは、自転車の乗り方や楽器の演奏のように、繰り返しの経験を通じて身体が自動的に反応するようになる記憶のこと。トラウマ反応も同様に、かつての危険な環境に適応するために身体が学習した「自動反応」として刻み込まれています。だから、頭でいくら「もう安全だ」「大丈夫だ」と言い聞かせても、身体は勝手に反応してしまう。これが「分かっているのにやめられない」「治したいのに変われない」の正体です。


HSP・繊細さ・感受性の強さの背景にあるもの

「HSPを治したい」「繊細さを治したい」「感受性が強すぎてしんどい」——そう感じている方へ、少し立ち止まって考えてみてください。

HSP(Highly Sensitive Person)は、生まれつきの気質であり、それ自体は「病気」でも「欠陥」でもありません。しかし、機能不全家庭で育ったり、慢性的なストレスや不安の中で育ったりすると、もともと繊細な感受性を持つ人は、神経系が過覚醒または低覚醒の状態に固着しやすくなります。

過覚醒の状態では、些細なことに強く反応してしまい、人の感情や雰囲気に必要以上に影響を受け、常に警戒モードで疲弊します。低覚醒の状態では、感情が麻痺して、やる気が出ず、自分が何を感じているのかさえ分からなくなります。

つまり「HSPだから仕方ない」「繊細だから仕方ない」で済ませていた部分の多くが、実はトラウマによる神経系の調節不全である可能性があります。そしてそれは、適切なケアによって変わっていくことができるのです。

「治したい」という言葉の奥にある本当の願いは、きっと「もっと楽に生きたい」「自分を嫌いにならないでいたい」「安心して人と関わりたい」ということではないでしょうか。ソマティック・エクスペリエンシングは、繊細さや感受性を消し去るのではなく、それが過剰な防衛反応から切り離されて、本来の豊かさとして機能するよう手助けします。


生きづらさの根本にあるもの

「こんな自分、居なければいい」「世界は意地悪で脅威に満ちている」「いつ何をされるか分からない」——こんな思いが心のどこかに根づいていませんか。

この世界観は、あなたが弱いからでも、性格が悪いからでもありません。かつて実際に、安全でない環境の中で生きてきたから身についた「現実認識」です。危険を素早く察知し、最悪の事態を予測し、常に身構えていることが、生き延びるために必要だったのです。

でも今のあなたは、もうその場所にはいません。それなのに神経系は、まだあの頃の警戒態勢を続けています。それが生きづらさの正体です。

トラウマケアの核心は、過去の出来事を「なかったこと」にするのでも、「乗り越える」のでもありません。身体の中に残っている未完了の防衛反応を、安全な関係性の中でゆっくりと完了させていくことです。


セッションで起きること

私のカウンセリングでは、ソマティック・エクスペリエンシング(SE™)を軸に、パーツ心理学(IFSの概念)も組み合わせながら進めていきます。

セッションは対話を通じて行われますが、その中心には常に「今この瞬間の身体感覚」があります。過去の記憶を詳細に掘り返すことはしません。代わりに、今ここで感じていること——胸の圧迫感、肩の力み、足の重さ、あるいはふとした温かさや軽さ——に丁寧に意識を向けていきます。

自律神経系が少しずつ安定してくると、感情の波が穏やかになり、人の言動に過剰反応しにくくなり、自分が何を感じているかが分かるようになってきます。「いろいろあったけど、自分なりに頑張ってきたんだな」「世界には怖いこともあるけど、温かい場面もあるな」——そんなバランスの取れた世界観を、ゆっくりと取り戻していきます。

これは一夜にして変わるものではありません。でも確実に、身体の深いところから変化が始まります。


あなたの中にある答えを、一緒に見つけていく

あなたが今まで生き延びてきたことには、理由があります。あなたが身につけてきた反応パターンは、当時の環境ではとても賢い適応でした。それを責める必要はありません。

ただ、その反応がもう今の生活には合わなくなってきている。そこに気づいていること自体が、変化への第一歩です。

感受性が強い、繊細すぎる、HSPで生きづらい、機能不全家庭で育った、人間関係でいつも傷つく、感情のコントロールが難しい——そのしんどさを抱えてここまで来たあなたに、ソマティック・エクスペリエンシングという選択肢を届けたいと思っています。

あなたの本当の答えは、あなたの身体の中にあります。それを一緒に見つけていく伴走者として、ここにいます。


ソマティック・エクスペリエンシング / SEP / パーツ心理学 / トラウマケア / 自律神経 / HSP / 繊細 / 感受性 / 機能不全家庭 / 生きづらさ

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